2013年11月26日火曜日

IFTF 2013


FHトレードフェアと同時期に、ファイヴハウゼン(フロリアード2002跡地)にある展示会場で、IFTFが開催されました。
今年で4回目。主に種苗会社、外国の生産者などがブースを構えています。
ホルティフェアーが無くなり、機材系の会社がこぞってこの展示会に出展するかと思いきや、
ブースが狭いだの天井が低いだの、なんだか色々問題があって、結局は増設テント部分に出展してた業者の数はわずかでした。ほとんどの業者は、2年に1度開催の他の展示会に行くようです。
そういうわけで、やはり外国の切り花関連の業者が中心の展示会に変わりはありません。

ホルティフェアーの会場では常に大きな面積を占めていた花の品評会も、無くなりました。
会場が狭いから、というよりも、今まで切り花や鉢物の品評を担当していた団体が昨年末をもって解散したのが大きな理由です。
品評会を続けるかどうかの議論はあったようですが、資金捻出も出来ず、そのままお流れになった模様。。。


ところで、花の品評会は今の時代でも必要なのか。。。
そんな疑問が浮かんできたのは、昨年のフロリアードでした。
昨年のフロリアードでは、品評会に切り花や鉢物を出展した業者は、数えるほどでした。
場所がオランダ東部で、多くの生産者には遠かったから、と言うのも理由のひとつでしょうが、
オランダの生産者の花を目にすることは、ほとんどありませんでした。
自分の商品に自己評価をつけて市場に出荷し、それなりの品質を保って売り上げを立てている
オランダの生産者にとっては、品評会で高得点を取ったからと言って、それが更なる売り上げに結びつくわけでは無い、と知っているのでしょう。また、実際に花を買ってくれるバイヤーが見に来なければ、全く意味がありません。
聞いた話によると、花卉専門誌にフロリアードでの品評会結果は全て掲載されなかったらしいし、
これでは、品評会に出し良い点を取ったところで自己満足にしかならないだろうと思いました。
反面、これから新しい品種を育ててアピールしていきたい生産者にとっては、品評会が軽視されていくことは、打撃だろうと思います。公共の場で自分の商品を評価してもらえる機会が無くなれば、個人の地道な営業しか道は残されていないのですから。

市場の競りがデジタル化し、現物を見ずに花を売買する時代です。
金の切れ目が縁の切れ目じゃないけれど、資金援助が無くなった途端、品評会もぷっつりと終わり。品評会は時代の流れで終わる程度のものだったのかなぁ、と考えずにはいられない、今年の展示会でした。



 品評会が無くなっても、ブースは自社の花で一杯。
バラの種苗会社のブース。
 アフリカの花。
人を中心に置いたパネル展示は減りました。
生産拠点をもう一国増やすそうです。

気がつけば、あんまり写真を撮ってこなかった。。。

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